申し訳ございません。
ご指定の商品ページはただ今お取扱いをしておりません。

ホームへ戻る

秋冬の紫外線対策に必要な正しいサングラスの選び方

秋冬の紫外線対策に必要な正しいサングラスの選び方

Zoffのメガネライフマガジン Zoff MAGAZINE

秋冬の紫外線対策に必要な
正しいサングラスの選び方

  • 2023.10.23
  • LIFE STYLE

#秋の紫外線対策で
「シミ・日焼け予防」

記録的な猛暑に襲われた2023年の夏も終わり、過ごしやすい日が増えてきました。とはいえ、シミ・日焼けの原因となる紫外線対策は、秋の季節も必要です。強い紫外線は変わらず存在し、肌にダメージを与える可能性がある秋の紫外線は、夏に比べて負けず劣らず強力なのです。

夏と秋の紫外線量の違い

気象庁が発表しているUVインデックス数値(※1)は、紫外線の強度を示す指標です。発表(※2)によると、2023年9月のUVインデックス平均値は5を上回り、これは同年5月と同程度で「中程度」の紫外線が降り注いでいることを示します。そして、2023年のUVインデックス数値は2022年を上回る月が多く、9月に入ってもその傾向は続いています。UVインデックスが3以上の場合、日差しを避ける行動や日焼け止め対策が推奨されており、9月以降もUVインデックスが3を越える日が多い東京以西では、季節にかかわらず、日常的にシミ・日焼けを防止するためにも紫外線対策が必要であるといえます。

出典:気象庁ホームページ
※1)0~2で「弱い」、3~5で「中程度」、6~7で「強い」、8~10で「非常に強い」、11以上で「極端に強い」という区分。
※2)気象庁:紫外線に関するデータ
※備考)環境省:紫外線による健康影響[pdf]

秋の紫外線対策のポイント

ポイント① 目の紫外線対策『サングラス』

太陽の高度(仰角)が小さくなるこの時期、斜めからの日差しにより紫外線が直接、目に入りやすくなります。皮膚ではメラニン色素の産生が増加して日焼けやシミなどの原因になります。

ポイント② 皮膚の紫外線対策『日焼け止め』

秋は乾燥しやすい季節です。そのため、シミ予防のUVカットと乾燥から肌を守る保湿成分の両方を含む日焼け止めを選ぶことで、紫外線対策と肌の保湿効果の両アプローチができます。『UVカットマスク』顔に直接当たる紫外線をガードしたい方には、UVカットマスクが日焼け防止につながります。シミのない透明感のある肌を目指している方におすすめです。

ポイント③ 衣類での対策『UVカット衣類』

カーディガンやストールなど、身につけるものにも日焼け止め対策としてUVカット効果が期待できるものを選びましょう。UVカット効果のある衣類は、日常的なファッションにも取り入れやすいため、秋の紫外線対策に最適です。

#眼科研究者に聞いてみた!
紫外線対策に必要な正しい
サングラスの選び方

サングラスはファッションアイテムとしてだけでなく、目を紫外線から守る重要なアイテムです。しかし、正しいサングラスの選び方を知らなければ、紫外線対策としての十分な効果は得られません。藤田医科大学特任教授の山本直樹先生に、UV対策に必要な正しいサングラスの選び方を聞きました。

PROFILE

藤田医科大学特任教授 山本直樹先生
藤田保健衛生大学(現 藤田医科大学)衛生学部卒業。医学博士。藤田医科大学、金沢医科大学医学部眼科学講師を経て、2021年より藤田医科大学特任教授に就任。水晶体・白内障と再生医療の研究者。日本白内障学会 理事。

質問① 紫外線が目に与える影響を教えてください

太陽光に含まれる紫外線(UV)は、UV-A、UV-B、およびUV-Cの3種類に分類されます。そのうち、地表に到達するのはUV-AとUV-Bで、シミや日焼けの原因だけでなくDNAの損傷を引き起こす可能性があります。このDNA損傷は、遺伝子の突然変異や皮膚がんのリスクを高める原因となります。UV-Aは肌の奥深くまで届き、光老化を促進する一方、UV-Bは表皮に作用して、シミ・ソバカスの原因を作ります。UVによる影響として、皮膚がんや白内障などが挙げられます。UVの被曝は、角膜炎や白内障など、目にも様々な影響を及ぼす可能性があるため、UVカット対策が重要だと考えられています。

質問② サングラスの濃さと紫外線カットの関係性について教えてください

サングラスのカラーレンズの濃淡とUVカット率は関係ありません。レンズの色が淡いカラーレンズまたは透明なレンズでもUVカット率が高いレンズはあります。色の濃淡ではなく、UVカットのために表面にコーティング剤を塗布したレンズ、材質の中に紫外線吸収剤を練り込んで加工したレンズなどでなければ、紫外線対策としてのUVカット効果は期待できません。

質問③ 紫外線対策に必要なサングラスを選ぶポイントを教えてください

紫外線はサングラスをかけることで正面から遮光できますが、目の上方や側面からも紫外線は目に入ってきます。さらに、入射した紫外線がレンズの裏面に当たり、目の中に入ることとなります。それを防ぐには、サングラスのレンズ裏面に紫外線反射を防止する「裏面反射防止コート」が有効です。また、レンズ面積が広く、顔のカーブにフィットしているフレームが紫外線対策の観点では適切だと思います。紫外線による影響の1つとして発生する翼状片は、鼻側に発症することが多いです。耳側あるいは耳側上方から入射した紫外線は耳側角膜で屈折し、鼻側輪部に集光します。その際の紫外線の強さは耳側の約20倍といわれ、そのため鼻側に翼状片が好発すると考えられています。

質問④ 日常的にサングラスを着用し、紫外線を浴びる量が減ることでの人体への悪影響などはありますか?

骨の形成に欠かせないビタミンDは皮膚で浴びる紫外線の働きにより作られるため、一定量の紫外線を浴びることは必要です。一方で、目に入る紫外線が減ることでの悪影響はほとんど考えられません。そのため、UVカット率は高いことが望ましいです。

質問⑤ サングラスを着用する際の注意点を教えてください

サングラスのカラーレンズが濃いタイプは、光が目に届きにくくなることで瞳孔が広がるため、結果として紫外線が目に入りやすくなってしまいます。また、UVカットサングラスで正面からのUVは遮光できても、前述のとおり上方や側面(特に耳側)からの紫外線対策として、顔のカーブにフィットしているサングラスフレームの選択も重要です。サングラスに紫外線が当たればプラスチック樹脂などは劣化します。UVカットのために表面にコーティング剤を塗布したレンズは劣化しやすく、材質の中に紫外線吸収剤を練り込んで加工したレンズにおいても同様です。つまり古いサングラスは、UVカット率が落ちている可能性があります。

Zoffでは、50種類以上の多彩な色や機能から選べるレンズを、店内すべてのフレームと組み合わせたサングラスが好評です。ファッションはもちろん、用途に合わせて効果的なカラーレンズと機能を選べば、自分だけのオリジナルサングラスとして使用することができます。

#Zoffが考える秋冬シーズンに
適切なサングラス

オールシーズンのUV対策なら「ライトカラーサングラス」

UVカットで紫外線をしっかり防ぎつつ、薄めのカラーで程よく眩しさを減らしてくれます。視界が暗くなりづらいので、陽が和らぎ暗くなるのが早い秋冬でも使いやすいです。

1本で2役!屋内外で使い分けながらUV対策するなら「調光サングラス」

調光サングラスは、紫外線の量によってレンズの濃度が変化する2wayサングラスです。屋外に出て紫外線が当たるとカラーレンズの色が変化し、屋内などの紫外線が当たらない場所ではクリアな透明レンズに戻ります。メガネユーザーはサングラスと2本持ちする手間が省け、普段メガネをかけていない人でも、屋内ではダテメガネとして、屋外ではサングラスとしてUV対策ができます。

スタッフクレジット

Text
izumi

※ 商品の価格や在庫状況は掲載当時の内容です