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e.m.が語る「Zoff×LOVE BY e.m. eyewear collection」へのこだわり - Zoff MAGAZINE

e.m.が語る「Zoff×LOVE BY e.m. eyewear collection」へのこだわり

Zoffのメガネライフマガジン Zoff MAGAZINE

品番:
  • (上左)ZO192023_14F1
  • (上右)ZO193001_56F1
  • (下左)ZO192021_21E1
  • (下右)ZO192022_15E1

e.m.が語る
「Zoff×LOVE BY e.m. eyewear collection」へのこだわり

  • 2019.09.13
  • PEOPLE

個性的で洗練されたジュエリーブランド「e.m.」とZoffとのコラボレーション第2弾。
「Zoff×LOVE BY e.m. eyewear collection」が9月12日(木)に発売され、Zoffの限定店舗に並んでいます。
e.m.のデザイナー仲谷英二郎氏(右)と飛田眞義氏(左)、Zoffの商品開発担当者に、コラボのきっかけから今回のコレクションのコンセプト、デザインへのこだわりまで、お話しいただきました。

e.m. デザイナー飛田眞義氏

e.m. デザイナー仲谷英二郎氏

“ありそでなさそなモノ”を作っていきたい

──はじめに「e.m.」誕生の背景を教えてください。

飛田眞義(以下:飛田)立ち上げから今年で23年になりますが、もともと作ることが好きなところから始まりました。
仲谷がジュエリーの学校で勉強をしていたので、たまたまジュエリーでしたが、もしかしたら洋服や靴だったかも…というのが、実は「e.m.」誕生の秘話です。

──そんな「e.m.」のブランドコンセプトは?

仲谷英二郎(以下:仲谷)デザインになんかちょっとひねりがあったり、「いいとこついてるね!」って言ってもらえるようなモノを作っていきたいという思いから、“みんながよろこぶモノづくり”、“ありそでなさそなモノづくり”がブランドのコンセプトです。

飛田:今の時代、ジュエリーはファッションの一部として身に着けますが、必ずしも必要なものではない。
今こうして僕たちがジュエリーを作ってみなさんが喜んで身に着けてくれているのは世の中が平和だからだと思います。
そんな“平和の象徴”を作り続けていきたい。
そしてジュエリーを身に着けることでみんなの気持ちが上がって、世界中がハッピーになれば嬉しいですね。

──「e.m.」のジュエリーのデザインはどのように生まれるのですか?

飛田:デザインは僕と仲谷で考えています。
何にもない状態からはじまることもあれば、今ちょうど作っている新しいジュエリーは先日旅に行ったときに生まれたデザインだったり。
テーマを作ってしまうとそこに引っ張られるので、なんとなく落書きしてみたものが固まってデザインになることが多いです。

──ジュエリーとメガネにはどんな共通点がありますか?

飛田:ジュエリーはもともと「身を守るためのアイテム」がはじまりで、今はファッションの一部になっています。メガネもそもそも目が悪い人がかけるもので、機能的なところが優先されていましたが、今はみなさんファッションの一部として付けていますよね。ジュエリーもメガネも身を飾るもの、ファッションアイテムとして愛されているところが共通点ですね。

一緒に作り上げていくことで
色々な“発見”がある

──「LOVE BY e.m.」と「Zoff」のコラボレーションが実現したきっかけを教えてください。

Zoff商品開発担当(以下:Zoff)「e.m.」のジュエリーはとても個性的で、「こんなデザインをメガネにしたらどうなるんだろう?」って思っていました。そんな時たまたまお会いするきっかけがあって、コラボレーションのお願いをさせていただいたら、即OKをいただけたのがきっかけです。

仲谷:断る理由はなかったですね。
ジュエリーやヘアアクセサリーは自社で作っていましたが、メガネは機能性が重要ということもあり「e.m.」では作れなかった。面白そうなので作ってみたかったし、どうやって作るのか興味がありました。

──実際にコラボコレクションのデザインはどうやって生まれるのですか?

飛田:うちのクリエイターたちが「e.m.」にある商品のデザインをベースに考えて、みんなで提案会議をします。
この時はとにかくいっぱいデザイン案が出てきます。その中で絞ってZoffさんに提案できる状態にブラッシュアップするんです。

──お互いに「コラボしてよかった!」と思う点は?

Zoff:メガネはデザインできる範囲が限られています。もちろんレンズを通してちゃんと見えることが一番重要。
そして使用に耐えられる強度の確保や掛け心地のしなやかさも必要になってくるので、デザインの幅がどうしても狭くなってしまいます。
その中で「どう魅力的に見せるか」を「e.m.」さんと一緒に考えることは、とても勉強になります。「こんな発想があるんだ!」とか「まさか無理でしょ!?」ってことが実際に作ってみたら意外とできたり。
とにかく発見がいっぱいありますね。

飛田:僕たちのジュエリーは手作りで何でもできちゃうところがあります。でもメガネは機械を使って作るので、デザインに制限があるし、その中でいかに形にするか、前向きな発想をしていきます。
そういう制限がある中でもこれだけのことができて、Zoffさんに評価してもらえて、やり甲斐を感じます。
普段僕たちが作っているものではないが故に好きなことも言えますし、メガネの固定概念を破れてるのかなって思います。

「e.m.」の世界観と特別感。
“顔に付けるジュエリー”のよう

──今回の「Zoff×LOVE BY e.m. eyewear collection」のコンセプトを教えてください。

仲谷:「e.m.」らしさはもちろん取り入れながら、“顔に付けるジュエリー”のような、“お洒落をするためにかけるメガネ”というのをコンセプトにしています。

飛田:なので今回は全てメタルにして、サイドのテンプル部分のデザインにこだわり、4つとも(『Sharp』『Twist』『Wave』『Ball』)少しずつ雰囲気を変えました。

──4つのデザインに込めたそれぞれのこだわりを教えてください。

【Twist】飛田:実はこのデザイン最初は候補にはなかったんです。絞っていく段階で「これを足そう!」となりました。正面はシンプルで、横を向いた時にとてもエレガントに見えるデザインに仕上げています。

【Sharp】飛田:メンズライクのかっこいいデザインです。テンプルの重なりの部分は、厚さは変えずにシャープさや繊細さは残したかった。でも強度が必要で、さらに髪に引っかからないか、などの制限もあったので大変でした。

【Wave】仲谷:社内のブランドで「little emblem」というゴールドで華奢なブランドがあり、そのイメージで作りました。テンプルの耳にかける部分がメタルではなくて鼈甲や大理石のようなさらに白とかクリーム色にし、あまり太くせず、女性らしさや可愛らしさを出しました。

【Ball】仲谷:「e.m.」のシルバージュエリーの要素が強く、先に付いている玉がポイントです。フロント部分の線を上手に隠すために、あえてグラデーションにしたのもこだわりです。

──最後に「Zoff×LOVE BY e.m. eyewear collection」への思いをお願いします。

Zoff:メガネのデザインは凝ってくるとどうしても「マダム」っぽくなるのですが、このシリーズはバランスがパーフェクト。
年齢問わず、幅広い年代の方にかけていただけるコレクションになっています。

飛田:今回も第1弾のコレクションと同様に、出来上がるまでに時間がかかりましたが、その分本当に素敵なメガネになりました。
「e.m.」のお客様にも「Zoff」のお客様にもきっと喜んでいただけると思います。

仲谷:今季はとくにメタルフレームが流行っているので、よりファッションのアイテムとして楽しんでいただけると思います。
そしてこのコラボが3弾、4弾と続いて長くお客様に愛されていただけたら嬉しいです。

スタッフクレジット

Photography
Takahiro Tsuboi
Edit & Text
Yuka Ito

商品の価格は掲載当時の内容です。