不快なメガネのズレを防ぎたい!
今日から使える対策方法とは?
- 2020.08.21
- HOW TO
仕事をしているときや移動中など、ちょっとした動きでずり落ちてくるメガネ。日常的に起きてしまうこのメガネのズレは、多くのメガネユーザーが感じているお悩みではないでしょうか?
特に暑い日が続く夏は、汗で余計にメガネがズレやすくなる季節。この不快感を防ぐためにはどうすればいいのか、このコラムではメガネのずり落ちで考えられるデメリットをお伝えするとともにメガネのズレ対策についてお届けします。
#あなたのメガネ大丈夫?メガネのズレを簡単チェック
メガネをかける頻度が高い人ほど、知らないうちにメガネにゆがみが生じ、鼻からずり落ちやすくなります。もしかしたらズレているかも?と感じている方は、鏡を見ながらメガネのかかり具合をセルフチェックしてみましょう。
□正面からの見た際に左右のバランスが悪い
□レンズと目の位置に違和感がある
□下を向くとメガネがすぐズレる
□左右の鼻パッドが浮く、または強く当たる
□メガネが接触している耳裏や鼻に痛みを感じる
1つでもチェックが付いたら、メガネを正しい位置でかけられていない可能性があります。1つずつ解説していきますので、当てはまる方はメガネ店でのメンテナンスを考えてみてくださいね。
「正面から見た際に左右のバランスが悪い」
メガネをかけた状態で正面から顔を見たとき、メガネが傾いていないか鏡を見てチェック。目や眉に対してフレームがまっすぐ平行になっているかが傾きチェックのポイントです。
「レンズと目の位置に違和感がある」
目がレンズの中央より5mmほど上にあるのが正しいメガネの位置です。メガネをかけたときの上下バランスに違和感があれば、ズレている可能性があります。
「下を向くとメガネがすぐズレる」
メガネがずり落ちる原因は、耳にかける部分(テンプルからモダン)の調整が合っていないことが考えられます。フロントから耳までの長さは人により異なりますし、耳の高さにも個人差があります。下を向いた際にずり落ちやすくなった、メガネをかけ直す頻度が多くなったら、メガネがズレているサインです。
「鼻パッドが浮く、またはメガネが接触している鼻周りに痛みを感じる」
左右どちらかの鼻パッドが浮く、または強く当たって痛みを感じる場合、鼻パッドの調整が必要になります。鼻パッドそのものが汗やほこりなどで汚れている場合や、経年により劣化している可能性もあるので、鼻パッドの状態もよくチェックしてみてください。
「メガネのテンプル(つる)等が接触している耳周りに痛みを感じる」
耳の周りにメガネのテンプルやフレームが当たって違和感がある場合も要チェック。メガネのかかり具合を左右する耳付近に痛みを感じる場合は、調整があっていない可能性があります。
#メガネがズレたままだとどんなデメリットがあるの?
メガネがズレたり下がったままの状態でいると、目の疲れや耳の痛みなどによる不快感に悩まされる可能性があります。ズレるたびに直すのが面倒だったり、メガネのズレによって見た目の印象を下げてしまったりすることもあるかもしれません。このメガネのズレが私たちの顔にどのような負担や影響を与えるのか、デメリットをまとめてみました。
- 「見え方に違和感が出る」
- メガネがズレると、目とレンズの距離が変わり、見え方に影響が出て正しい視力補正ができていない状態になってしまう可能性があります。
- 「目が疲れやすくなる」
- ズレたままメガネを使用すると、ピント調整をする目の筋肉に負担をかけて疲れやすくなります。
- 「見え方に因るストレスが気持ち悪さや頭痛などを引き起こす」
- 個人差はありますが、メガネがズレるとレンズを通して見る空間にストレスを感じ、そのストレスが自律神経に影響を及ぼし気持ち悪さや頭痛(片頭痛や緊張性頭痛)などを引き起こす場合があります。
- 「メガネが耳や鼻に当たり痛みを感じる・メガネ跡がつく」
- メガネがズレているとテンプル(つる)が当たる耳への負担も大きくなり、痛みを感じることがあります。また、鼻パッドが強く当たってしまうことで、鼻にメガネ跡が残ってしまうかもしれません。
- 「集中が途切れる」
- 顔にフィットしていないメガネは、メガネを正しい位置にかけ直す頻度が多くなり、集中が途切れやすくなってしまいます。
- 「だらしない、頼りない印象を与える可能性がある」
- 他人の目に留まりやすいメガネは、ズレているだけでだらしない・頼りない印象を与えてしまうかもしれません。「メガネのズレを直す」という無意識の行動で、気付かない間に見た目の印象で損をしているかもしれません。
- 「汚れやすい」
- メガネがずり落ちるということは、ズレを直す行動が必然的に増えるということ。メガネを触る頻度が高くなるため、フレームやレンズに皮脂汚れがつきやすくなります。
メガネのズレは、かけている本人が違和感や不快感を覚えるだけでなく、見た目の印象にもマイナスとして現れる可能性があります。「自分は大丈夫」と決めつけず、さまざまな角度からメガネのズレやゆがみを確認してくださいね。
#メガネは自分で調整できる?
メガネのネジの締まり具合、ズレやゆがみを自分でなんとか調整したい場合、多くの方がネット検索でその方法を調べるかと思います。そこで、ここでは「自分で調整するときの注意点」をお届けします。
※下手に自分で直そうとして逆に修理不可能になってしまった…となることもあるので、「購入したメガネ店で直してもらう」のが一番安全です。ご自身で調整を試みるかどうかは慎重な判断をおすすめします。
・ネジを締めるときは「ネジ山」をつぶさないようにしてください。
・破損の原因になるので、テンプル(つる)は無理に曲げないでください。(※ラバーモダンなど一部調整可能なタイプもあります)
・フレームは温めたり、加熱したりしないでください。(※コーティングや変色、破損の恐れがあります)
忙しくてメガネ店まで行けない、また、ネジがゆるんでしまってどうしても自分で応急処置をしたいという方は、レンズに傷がつかないようメガネ拭きで保護をして、メガネの蝶番のネジサイズに合うドライバーでネジを締めるという方法もあります。
詳しくは参考動画をチェック!
※自分でなんとか調整をしようとして「ネジ山を潰してしまった」「鼻パッドを接着剤で固定した」といった状態のメガネを調整に持ってこられる方もいらっしゃいます。自分で調整をしようとしてメガネをダメにしてしまうことも少なからずありますので、基本はお店に行くことをおすすめします。
本当に長く使いたいと思う大切なメガネなら、自分で調整するよりメガネのプロに見てもらうのがベスト。逆に自分が見落としていた問題が発見されたりクリーニングでメガネがピカピカになったりなど、思いがけないメリットが舞い込んでくることもあります。自分で直したい気持ちも理解できますが、失敗すればお気に入りのメガネを手放さなければならないことを認識した上で判断してくださいね。
#メガネのズレやゆがみを軽減させる取り扱い方法4つ
メガネ店でメガネを購入する場合、メガネのかかり具合を調整するフィッティング作業を店頭スタッフが行い、テンプル(つる)の幅やメガネのかけ位置を調整して、お客様にお渡しするのが通常の流れです。ところが、その後の扱い方や、何らかのトラブルでメガネのズレやゆがみが起きてしまうのも、よくあるお悩み。ここでは、メガネの取り扱いや普段の行動で気を付けるべきことについてご紹介します。
Point.1「メガネは両手で取り扱う」
メガネを片手でかけたり外したりすると、テンプル(つる)の片側が少しずつ広がる原因になります。メガネをかけ外しする際は片手でなく、「両手」でやさしく持ちながらゆっくり行うことを心掛けてくださいね。
Point.2「メガネを使わない時はメガネケースで保管」
メガネの変形は、メガネを必要としない場面でも起こります。例えば就寝前にはずしたメガネを枕元に置いていたらフレームがゆがんでしまった、プールやスタジオで運動をする際、ジムのロッカーにメガネを置いたままにしたら落としてしまったなど、日常にあるシチュエーションでメガネが変形してしまうケースも考えられます。メガネを使わないときは、なるべくメガネケースに入れて保管するのがベストです。
Point.3「鼻パッドは常に清潔にしておく」
メガネのずり落ちを防ぐ鼻パッドそのものに不具合がある場合もズレの原因になります。鼻パッドは鼻に直接触れるため、皮脂や汗、メイク汚れなどがつきやすいパーツです。汚れがたまりやすいからといって、洋服やティッシュで適当に拭くのはNG。フレームをメガネクロスで手入れする際に鼻パッドもこまめに拭くなど、日々のお手入れが大切です。
Point.4「蒸気や熱を避ける」
お風呂場の湯気やドライヤーの熱風、料理で発生する蒸気はプラスチック製のレンズや金属素材のネジにダメージを与え、変形させてしまう恐れがあります。メガネのかかり具合が悪くなる原因にもなるので、なるべく蒸気や熱を近距離で受けないようにしましょう。
メガネは意外と繊細でデリケートなアイテム。丁寧に使っているつもりでも、いつのまにかネジの緩みやフレームのゆがみが生じていることもあります。メガネ購入から時間が経っている方、最初は気にならなかったのに最近ズレを感じる方は、これを機にメガネ店で調整してもらうことをおすすめします。
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#困ったときはメガネ店のアフターサービス
「かけたときに違和感がある」「ネジが緩んできた」「鼻パッドが汚れた・破損した」など不具合を発見した場合は、プロのメンテナンスがおすすめ。メガネのお悩みを一気に解決できる可能性があります。
例えばZoffのアフターサービスの場合、メガネを購入した店舗以外でもメンテナンスや調整を無料で対応しています。仕事や学校帰り、ショッピングの合間など、ちょっとしたスキマ時間を利用して足を運んでみてくださいね。
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#ズレにくいおすすめメガネはコレ!
メガネを調整しても違和感が残る場合は、メガネそのものを見直すのも解決方法のひとつ。微調整が可能なクリングスタイプ(金具が使用されているもの)の鼻パッドのメガネを試してみるなど、自分の顔にぴったり合うものを探してみてください。
Zoffのシリーズの中でのおすすめは、軽くて壊れにくいタフなメガネ「Zoff SMART」。鼻パッドについて、微調整可能な「クリングスタイプ」と接地面が広く安定感のある「シリコンスライドタイプ」の2種類を展開しています。両タイプとも長時間かけても耳が痛くなりにくいラバー素材の耳あて部分(モダン)やネジが緩みにくいオリジナル蝶番など、さまざまな工夫が施しています。
※Zoffでは鼻パッドがクリングス付きのメガネに関して、鼻パッドを交換(メンテナンス)するサービスも行っています(有料)。汚れが落ちない場合や破損した鼻パッドは、新しいものに交換できますのでお気軽に店頭までお越しください。(メガネフレームのデザインや商品の状態によっては交換できないものもございますので、店頭スタッフへご相談ください。)
今回の記事でご紹介したようなメガネのお悩みを改善できれば、かけ心地が良くなり日常生活が快適になったり、見た目の印象アップにつながるかもしれません。この機会に、ご自身でもセルフチェックをしてみてくださいね。
スタッフクレジット
- Illust
- itabamoe
- Edit & Text
- izumi