メガネで目が小さく見える原因とは?対策やメイクをご紹介
- 2024.04.11
- HOW TO
メガネをかけると「目が小さくなる」という悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。その原因は、メガネのフレームやレンズなどさまざまです。気になる方は、メガネのつくりを理解したうえで、メガネ選びをして対策をするのがよいでしょう。この記事では、メガネで目が小さく見える原因と対策、メイクのポイントについて解説します。
#メガネで目が小さく見える原因とは?
目が小さく見えるといわれている原因には、近視用レンズの構造にあります。レンズの中心が最も薄く、縁に向かうほど厚みが出る近視用レンズは、その形状からレンズ越しの目を小さく見せるという特性があります。
これは、プリズムレンズの作用によるものです。近視用のレンズはレンズの光を中心に集める性質があり、メガネレンズ越しの目が小さく見えてしまいます。レンズの中心が一番厚い「虫めがね」と逆の原理だと考えれば、イメージしやすいかもしれません。
反対に遠視用レンズは、レンズの中心が最も厚いつくりになっています。これは、レンズ越しのものを大きく見せる「虫めがね」の構造と同じです。その形状の特徴から、近視用レンズを凹レンズ、遠視用レンズを凸レンズと呼びます。
#目が小さく見えにくいフレーム・レンズ選び
メガネのフレームやレンズの選び方を見直すことも「目が小さくなる」という悩みを軽減してくれます。メガネを選ぶ際にできる5つの対策を確認してみましょう。
レンズが小さめのフレームを選ぶ
上の画像を比べてみると、目の大きさは変わらないにも関わらず、小さめのフレームのメガネをかけている方が大きく見えるでしょう。これは、「デルブーフ錯視」と呼ばれる目の錯覚です。目を囲う空間が狭く、レンズが小さいフレームのほうが目を大きく見せられます。
また、凹レンズは端に向かってレンズの厚みが増すので、小さいレンズのほうがレンズの断面が薄くなります。厚みや重みを感じにくくなる点も、小さめのフレームを選ぶメリットといえるでしょう。
薄型のレンズを選ぶ
目が小さく見える原因の一つがレンズの厚みです。近視用の凹レンズは、度数が強くて屈折率が低いほど厚みが増し、目が小さく見えてしまいます。そのため、なるべく屈折率が高い薄型のレンズを選ぶようにしましょう。
また、「薄型非球面レンズ」にすると、レンズの外側部分のゆがみが軽減され、より自然な視界になります。
頂点間距離が近いものを選ぶ
頂点間距離とは、目とレンズの距離を指します。目とレンズの距離が遠いと目が小さく見え、近づくほど目が小さく見えにくくなります。ただし、あまりにも近すぎるとまつ毛がレンズに触れてしまうので、適度な距離で調整してもらいましょう。
レンズ幅が狭いフレームを選ぶ
目が小さく見えてしまうのを軽減させる対策として、レンズ幅が狭いメガネを選ぶのも一つの方法です。顔とのバランスをチェックしながら、レンズ幅が小さめのデザインのメガネを意識して選んでみましょう。
レンズ幅についてパッと見て判断できない場合は、メガネに記載されているサイズ表記から玉型の横幅(レンズサイズ)が確認できます。基本的にはテンプル(つる)の内側に記載されています。
太め&濃色のフレームを選ぶ
レンズサイズを意識する以外にも、フレームの太さや色で目元の印象に変化をつけることができます。目が小さく見えないことを優先するのであれば、太くて色が濃いフレームを選択するのが効果的。太くて濃いフレームで目を囲むことで、「デルブーフ錯視」の効果をさらに感じやすくなります。
#目が小さく見えにくいおすすめフレーム5選
Zoffではレンズが小さめのフレーム、レンズ幅が狭いフレームなど、目が小さく見えにくいメガネが数多くあります。ここでは、おすすめのフレームを5つご紹介します。
軽くソフトな掛け心地の、レンズ幅の小さいウエリントンタイプ
ZU223006-62E1
レンズの横幅49mmとウエリントン型としては小さめサイズのフレーム。日本製ならではの優れた品質で、金属製ながら軽くソフトな掛け心地が特徴です。ブリッジやテンプルには伝統的な模様の彫金が施され、繊細で上品な雰囲気を演出します。
オーバル派におすすめ、透明感ある上品な小さめフレーム
ZX233003-42E1
メガネの聖地、福井県鯖江市の優れた技術・品質を凝縮した「MADE IN JAPAN」シリーズの1本。オーバル型ながらレンズ幅は47mmと狭く、「デルブーフ錯視」効果を狙えます。柔らかいフロントシェイプで、パステルカラーが透明感を感じさせる仕上がり。テンプルエンドに施された七宝がアクセントです。
オンオフ問わず使える、レンズ幅の小さいボストンフレーム
ZO233004-48F1
スマートな印象を与える細身のシルエットが特徴。軽さ・掛け心地を追求し、オンオフ問わず使えるデザインになっています。カラーは、マルチに使える定番のマットブラックと、ニュアンス感のあるブラウンをラインナップ。かっちり感を出したい場面などにおすすめのフレームです。
狭いレンズ幅でも掛け心地抜群、クラシックな印象のフレーム
ZO223004-43E1
軽量でクラシカルなフロント形状と高機能素材を組み合わせたハイブリッドなモデルです。軽いだけでなく、しなやかで壊れにくいつくりになっています。フロントの線が細く目立ちにくいので、丸めのメガネを試してみたい場合にもおすすめです。また、スタイリングが物足りないときに、ワンポイントとして使いやすいフレームです。
柔らかな雰囲気と存在感のあるフレームで目元を強調
ZO231001-14E1
ボストンフレームとしては、レンズ幅47mmというコンパクトさが特徴。丸みがあり柔らかな雰囲気で、クラシカルな印象ながら今のファッションとの相性も抜群です。カジュアルや綺麗めにも合う万能なフレームといえるでしょう。濃い色で目元を囲んで、目を大きく見せる「デルブーフ錯視」の効果も期待できます。
#メイクで目を大きく見せる対策
メガネ以外で目元を大きく見せるなら、アイメイクで対策。目力を底上げしてくれるメイクのポイントをチェックしてみましょう。
目尻とキワにアイラインを引く
誰でも簡単に目を大きくできるアイラインは、目を大きく見せてくれる効果が期待できます。アイラインを引く場所は「目のキワ」と「目尻」。それぞれのポイントをまとめてみました。
「目のキワ」にアイラインを引くときのポイント
目のキワとは、まつ毛が生えているギリギリ部分を指します。まつ毛とまつ毛のすき間にある「白い部分」を埋めるようにアイラインを入れると、目の輪郭がはっきりして目を大きく見せることができます。
「目尻」にアイラインを引くときのポイント
ナチュラルな見た目で、さり気なく目を大きくしたい場合は、ブラウンのペンシルアイライナーで黒目の中心あたりから目尻に向かってスッと引くのがおすすめ。とにかく目を大きく見せたい方は、黒のリキッドアイライナーで目尻から5~7㎜を目安に跳ね上げラインを描くと、やりすぎないぱっちり目が完成します。
アイラインが太くなりすぎたり、手元がブレてガタガタになったりするなど、上手に引けない人はペンシルタイプの使用やアイシャドウでぼかす方法がおすすめです。
上下のまつ毛をカールさせて増やす
上まぶたと下まぶたにあるまつ毛は、目の縦幅を広げるのに有効なパーツです。上まつ毛は繊維入りタイプのマスカラでボリュームと長さをプラス。さらにビューラーでまつ毛の根元からグッと引き上げれば、クルンとキレイなカールがつくれます。
下まつ毛が少なくてマスカラやビューラーが難しい場合は、リキッドアイライナーで下まつ毛を描き足してしまうのもよいでしょう。描いたまつ毛が目立ちすぎないようにブラウンのアイライナーで描き足すと、肌に馴染み自然な印象になります。
アイブローで太くて短い眉にする
顔全体でみると細くて長い眉より、太くて短い眉の方が目と眉のバランスがよく、目を大きく見せられます。ただし、眉上に足してしまうと目と眉の距離が広がってしまい、間の抜けた印象になってしまうので注意が必要です。眉の下側に足して「太くて短い眉」をつくるのがよいでしょう。
#ポイントを押さえて目が大きく見えるメガネ選びを
近視や乱視用のメガネをかけると、目が小さく見えてしまいがちです。「顔の印象が変わってしまう」と、メガネをかけるのを避けている方もいるでしょう。しかし、レンズ、フレームの選び方や目を大きく見せるメイクのコツを覚えておけば、目を小さく見せない工夫ができます。ぜひこの機会に目が小さくならない対処法を覚えてみてくださいね。
Zoffの店舗では、目を小さく見せない薄型レンズ、レンズ幅の狭いフレームなど多数のアイテムを取りそろえています。スタッフがビジネスシーンやライフスタイルに合わせたメガネを提案しますので、お気軽にご相談ください。
また、Zoffのライフスタイルマガジン「Zoff MAGAZINE」では、メガネに関するお悩み解決や、メガネ選びに役立つ情報が満載です。ぜひチェックしてみてください。
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