フルフェイスヘルメットでも
ストレスなく使えるおすすめのメガネは?
- 2021.09.24
- LIFE STYLE
ヘルメットの中でも特に安全性の高いフルフェイスヘルメット。日常的にバイクに乗る人は着脱の容易なジェットヘルメットではなく、あえてフルフェイスを選ぶ人も少なくありません。しかし、フルフェイスヘルメットは、メガネをかける人にとっては少々厄介です。着脱の手間やメガネのズレ、歪みなどさまざまなストレスがあります。
このようなストレスが原因で、フルフェイスヘルメットを諦める人もいます。しかし、フルフェイスヘルメットとメガネは、必ずしも相性が悪いわけではありません。実は、メガネやヘルメットを少し工夫すれば、ある程度は使いにくさを緩和できます。
この記事では、フルフェイスヘルメットで安全性を保ちながら、ストレスなくメガネを併用する方法をご紹介します。コンタクトにしようかと悩んでいる人や、フルフェイスヘルメットを諦めようとしている人は必見です。
#フルフェイスヘルメットがメガネと相性が悪い理由
バイク用ヘルメットの中でも、特に安全性が高いのがフルフェイスヘルメットです。しかし、フルフェイスヘルメットは顎回り含め、顔全体を覆っている為、メガネをかけたまま着脱ができません。ヘルメットを着脱するたびに、メガネを外す必要があります。
フルフェイスヘルメットの内部には、メガネを収めるスペースがありません。特に、テンプル部分は、こめかみとヘルメットとの隙間に差し込む必要があるため、場合によっては頭が圧迫されます。無理にメガネを押し込むと、フレームが歪んでしまうこともあるでしょう。
季節によってはレンズがくもりやすく、視界が悪くなりますが、その状態で走行するのは危険です。
このように、メガネとフルフェイスヘルメットは、あまり相性が良くありません。そのためコンタクトに変えたり、着脱の容易さなどからあえてジェットヘルメットを使用したりする人もいます。
#フルフェイスヘルメット着用時のメガネのかけ方
まず、メガネを外した状態でフルフェイスヘルメットをかぶります。その後にシールドを開けて、メガネをかけます。
ヘルメットによっては完全にかぶった後だとメガネをかけるのが難しい場合もあるので、その際は浅めにかぶり(あごが出る程度)、メガネを差し込む隙間を作りましょう。
メガネをかけるときはフレームが歪まないように、テンプル部分を両手で持つのがおすすめです。無理にヘルメットの中に押し込もうとせず、隙間を見つけて差し込みましょう。メガネが顔にフィットしたらヘルメットを深くかぶり直し、シールドを閉めれば装着完了です。
#フルフェイスでも使いやすいメガネの特徴
ここからは、フルフェイスヘルメットと併用しやすいメガネの特徴についてご紹介します。
ヘルメットに合ったメガネを選べば、着脱時や使用中のストレスを最小限に抑えられるでしょう。フルフェイスヘルメットと相性の良いメガネを選べば、1本のメガネを長く快適に使えます。
丈夫なフレーム
フルフェイスヘルメットと併用するメガネは、フレームが丈夫なものを選びましょう。しなやかで柔軟性のある軽量プラスチック製のものや、耐久性の高いメタルフレームなどがおすすめです。
ヘルメットをかぶると、外側からメガネに圧力がかかります。装着中はもちろん、着脱時も同様です。頭とヘルメットの狭い隙間に差し込むようにメガネをかけるため、折れたり曲がったりしにくいフレームを選ぶと良いでしょう。
自分のスタイルに合ったフレーム・テンプルの形状
フレームの形状は、自分の走行スタイルに合ったものを選びましょう。車種やその車両の状態によりますが、バイクに乗ると前傾姿勢になるため、メガネの位置がやや下がります。
このときレンズ上部のフレームが視界に入り、前が見にくくなるため危険です。また、テンプルが細いほうが、左右の視界は気になりにくいです。
このようにフレームやテンプルの形状は、視界の広さと快適性のバランスを考えて選ぶ必要があります。走行中の姿勢や視界、目線を考慮し、自分に合った形状のフレームを選びましょう。
太すぎないフレーム
フルフェイスヘルメットと併用するメガネは、フレームが太すぎないものにしましょう。耐久性との兼ね合いもありますが、できるだけスリムなメガネがおすすめです。フレームが太いと、ヘルメットの中で邪魔になるだけでなく、こめかみが圧迫されやすくなります。走行中にフレームが視界に入り、邪魔になることもあるでしょう。
快適に装着し、視界をクリアに保つためにも、スリムなフレームのメガネを選ぶのがおすすめです。
透明または淡い色のフレーム
フルフェイスヘルメットと併用する場合は、透明や淡い色のフレームを選んでみるのもいいかもしれません。個人差があると思いますが、フレームが透明または淡い色なら、視界に入ったとしてもあまり気にならないかもしれません。
例えば、黒ブチなどの色が濃いフレームは存在感が強く、視界に入るとストレスを感じます。ヘルメットをかぶると、ただでさえ上下左右の視界が狭くなるため、メガネでさらに視界を狭めることがないようにしましょう。
定期的なフィッティングと度数確認をしましょう
メガネは使っていると、フレームが広がったり歪んだりすることがあります。そのため、定期的にメガネのフィッティングをしましょう。
フィッティングとは、自分の顔にメガネを合わせる調整作業のことです。メガネを購入した店舗なら、基本的に無料でフィッティングをしてもらえます。またその際に度数の確認をすることもおすすめします。
バイクの走行中にメガネがズレて、視界が悪くなることや、そもそも度数があっていないと非常に危険です。定期的にフィッティングと度数確認ををすれば、安全に走行できるでしょう。
#メガネ用スリットのあるヘルメットがおすすめ
最近のフルフェイスヘルメットは、メガネ用スリットのあるものが増えています。メガネ用スリットとは、ヘルメット内部の頬パッド部分にある、メガネのフレームを収めるためのスリットのこと。テンプルを無理に押し込まなくても良い構造になっています。
メガネ用スリットがあるからといって、ヘルメットの安全性能が下がるわけではありません
SHOEIやARAIといった大手ヘルメットメーカーからも、このようなモデルが販売されています。メガネ選びの工夫に加えて、こうしたヘルメットを使えば、より快適なバイクライフを楽しめるでしょう。
#テクニカルショップならメガネ用の内装加工をしてもらえる
フルフェイスヘルメットにこだわりがある人は、少なくないでしょう。しかし、メガネ用スリットのあるものを探すと、デザインやモデルが限定されます。そのような場合は、メーカーテクニカルショップによるメガネ用内装加工がおすすめです。
メーカーによっては、購入時に無料で内装加工をしてもらえることも。このようなサービスを利用すれば、お気に入りのフルフェイスヘルメットで快適にメガネをかけられます。
#おすすめのオプションレンズ
フルフェイスヘルメットとメガネを併用するとき、レンズのくもりや破損を心配する人もいるでしょう。
ここからは、より快適にバイクを楽しむためのオプションレンズについてご紹介します。
くもり止めレンズ
Zoffでは、メガネをくもりにくくするオプションレンズサービスを提供しています。
料金は3,300円(税込)から。フルフェイスヘルメットの着用時だけでなく、マスク着用時や気温が低いときのくもりも防止します。日常のあらゆるシーンにおいて便利なレンズ加工です。付属のメガネ拭きを使えば、くもり止め効果が長く持続します。
スーパーハードコート
バイク走行時の衝撃によるレンズの破損が気になる場合は、Zoffのスーパーハードコートがおすすめです。スーパーハードコートはレンズに4層のコーティングを施すことで、一般的なレンズの約3倍も傷がつきにくいです。
また帯電防止コートもあるため、ほこりや花粉が付着しにくい利点もあります。こちらも料金は3,300円(税込)からです。
フルフェイスヘルメットとメガネは、どうしても相性が悪くなるのはヘルメットの仕組み上仕方がないかもしれません。
しかし、フレームやテンプルの形状の選び方、オプションレンズの活用などでその不便はかなり減らせる余地があります。また、ヘルメット側でもメガネユーザーに配慮したモデルもあります。
相性が悪いものだと諦める前に、ぜひ今回の記事をご覧頂き、お試し頂ければ幸いです。お悩みの際はお気軽に店頭でスタッフにお問合せ下さい。