登山むけサングラスの選び方・おさえたいポイントとは
- 2021.09.17
- LIFE STYLE
気分をリフレッシュさせながら楽しめる登山。そんな登山に欠かせないのが「登山むけサングラス」です。登山むけサングラスには、安全な登山をサポートするため、紫外線や異物から目を守る役割があります。
しかし、「どの登山むけサングラスを選べばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、登山むけサングラスの選び方や、おすすめの登山むけサングラスを紹介します。
ぜひご自身に合ったサングラスを見つけて、快適な登山ライフを楽しんでください。
#登山でサングラスが必要な理由
登山でサングラスが必要な理由としては、主に以下が挙げられます。
- ・紫外線から目を守るため
- ・異物から目を守るため
- ・眩しさを軽減するため
紫外線から目を守るため
登山をすると、地表にいるときよりも強い紫外線にさらされます。紫外線量は1,000メートル標高が上がると、地表よりも10〜12%高くなるからです(注1)。
強い紫外線を直に受け続けると、角膜の炎症、充血、目の痛みなどといった症状が出ることもあります。また、紫外線は、水晶体が混濁してしまう「白内障」を引き起こす要因です。このような症状を引き起こさないためにも、登山にサングラスは必須といえるでしょう。
また、紫外線を適切にカットすることで視界が良好になります。これにより足元を確認しながら進むことができ、登山の安全性を確保することが可能です。
異物から目を守るため
サングラスの役割は、登山中に飛来する異物から目を守ることです。登山をしていると、葉や枝、石、チリなどあらゆるものが顔にぶつかる危険性があります。
登山中の異物が目に入ると、最悪の場合失明といった状態になりかねません。このようなリスクを軽減するために、登山むけサングラスは必要不可欠だといえます。
眩しさを軽減するため
サングラスには、眩しさを軽減するという役割もあります。サングラスはレンズを通して直射日光をカットし、眩しさを防いでくれるのです。これにより視界が広く、クリアに保たれ、安全に登山を楽しめます。
ただし、このような防眩機能は、紫外線カット機能とは別物です。紫外線カット機能だけが搭載されたサングラスをかけても、眩しさは変わらないので注意しましょう。
そのため、登山むけサングラスは直射日光をカットし、眩しさを軽減する機能と、紫外線をカットする機能の両方が備わったものを選ぶのが良いでしょう。
#専門の登山むけサングラスが必要かどうか
登山に行くなら、アウトドア専用に作られた登山むけサングラスを購入しましょう。
一般のアパレルショップで販売されているファッション用サングラスは、標高の高い場所で使用することが想定されていません。したがって、登山中の強い紫外線から目を守るには、性能が十分でない場合が多いです。また、石や枝などが目に当たった際に割れてしまう危険性もあります。
さらに、登山は激しい動きを伴うため、顔にフィットしていないファッション用サングラスを使用すると途中でずれたり、落ちてきたりしてしまう可能性があります。長時間かけていると、サングラスの重みで耳や鼻を痛めてしまうかもしれません。
そのため、登山をする場合は、紫外線をカットする性能が高く、顔に軽くフィットする登山むけのサングラスを装着するのがおすすめです。
#登山むけサングラス選びのポイント
登山むけサングラスを選ぶときは、以下のポイントをチェックしましょう。
- ・紫外線透過率
- ・偏光度
- ・耐久性
- ・軽さ
- ・フィット感
- ・視野の広さ
- ・レンズの度数
- ・耐汗性能
紫外線カット率
紫外線カット率の高い登山むけサングラスがおすすめです。
紫外線カット率とは、サングラスのレンズが紫外線をどの程度カットするのかを表した数値のことです。例えば紫外線カット率が99%のサングラスなら、紫外線を1%しか通しません。
登山では強い紫外線にさらされるため、目の保護が必要です。紫外線によって目にダメージが加わると、充血や目の痛みといった症状が起こる可能性があります。
こういった症状を防ぐためにも、紫外線カット率の高い登山むけサングラスを選びましょう。
偏光機能
偏光機能のついたレンズが搭載されている登山むけサングラスを選びましょう。偏光機能とは、レンズへの乱反射や映り込みを防ぐための機能です。偏光度が高いほど、太陽光の反射やチラつきが軽減され、視界の歪みも少なくなります。
視界をクリアに保つことができるため、雪がある登山では偏光機能は有効な機能です。視界が悪い状態で登山をすると、目に大きな負担がかかるほか、足元への注意がおろそかになってしまいます。
耐久性
登山むけサングラスにおいて、耐久性は非常に重要です。登山むけサングラスは木の枝や砂ぼこり、小石など様々なものから目を守る役割があります。
耐久性の低いサングラスでは、異物が当たったときに割れてしまい、破片が目や顔を傷付けてしまう恐れがあります。レンズ、フレーム双方において耐久性の高い素材の登山むけサングラスを選ぶのがおすすめです。
軽さ
軽い登山むけサングラスを選ぶことで、より登山が快適になります。サングラスが軽ければ耳や鼻元への負担がかからずに済みます。
また、重いサングラスをかけると、動くたびにずり落ちてしまうこともしばしば。軽い登山むけサングラスならこういった心配はありません。
フィット感
登山むけサングラスを選ぶ際は、実際に装着して顔にフィットするかどうかを確かめましょう。ぴったりと顔にフィットしていないサングラスでは、汗や上下の動きによってずり落ちる可能性があります。
登山中に何度もサングラスをかけ直すのは、手間になってしまいます。また、ずれることによって視界が悪くなり、思わぬケガの原因にもなりかねません。
登山むけサングラスはご自身の顔に合ったものを選びましょう。
視界の広さ
登山では視野を広く確保し、安全に進むことが重要です。そのためには視界の広い登山むけサングラスを選びましょう。
目を覆えるほどのレンズの大きさがあれば、各方面から飛んでくる石や砂から目を守ることもできます。ただし、あまりにレンズが大きく密閉性の高いものだと、息や体温で曇ってしまうこともあります。
ただ視界が広く保てるだけでなく、顔とレンズの距離が丁度良いものを選ぶのがおすすめです。中には鼻あてで顔とレンズの距離を調節できるものもあります。
レンズの度数
登山むけサングラスの中には、レンズに度を入れられるものもあります。
登山をする際には視界を明瞭に保ち、安全確保することが重要です。そのため、普段から度の入ったメガネを利用している場合は、自分に合った度入りの登山むけサングラスを選ぶと良いでしょう。
また、軽量でフィット感のある登山むけサングラスをかけることで、登山中のずり落ちや耳のこすれなどといった心配がありません。
しかし、中には普段のメガネと度入りの登山むけサングラスをどちらも持つのは面倒と感じる人もいるでしょう。そんな人には2つのレンズで使い分けのできるメガネがおすすめです。
例えば、Zoff NIGHT&DAYは、度入りメガネの上からカラーレンズのアタッチメントを脱着して、普段使いと登山を含むアウトドアシーンで使い分けることができます。こちらであれば、度入りのメガネを2本持つことなく、使い分けることが出来ます。
#Zoffのおすすめ登山むけサングラス
Zoffでは登山でもおすすめできるサングラスを数多く展開しています。ここからは重視するポイント別に、おすすめのサングラスを紹介していきます。どれが自分に合っているのか、ぜひ検討してみてください。
フィット感重視の方には Zoff SPORTS Sunglasses Type
Zoff SPORTS Sunglasses Type は、その名の通りスポーツやアウトドアに適したサングラスです。フロント部分やテンプル部分はプラスチックでできており、レンズ込みで28gという軽さを実現しています。
さらに長時間の登山でも耳が痛くならないように、モダン部分にはラバー系樹脂を採用しています。ただ軽いだけでなく、掛け心地の良さにもこだわったサングラスです。
また、偏光レンズを搭載しているので、登山時の眩しさやチラつきを防いでくれます。レンズのカラーは4色展開で、シーンや好みに合わせたチョイスができるのも魅力的なサングラスだといえるでしょう。
紫外線透過率を重視する方には Zoff UV クリアサングラス
紫外線透過率を重視する方には、Zoff UV クリアサングラス がおすすめです。この商品は、紫外線透過率0%のサングラスとなっています。また、レンズに色がついておらず、ダテメガネのように装着することも可能です。
この商品に使われているレンズには、表面だけではなく裏面にも紫外線カット機能を搭載しています。サングラスの裏側から入る紫外線も約95%カットすることが可能です。
フレームは「超軽量」「Sサイズ」などユーザーに応じて幅広く展開されています。ダテメガネと変わらない見た目でデザイン性が高く、レディースサングラスとしても好評です。
ただし、この商品には偏光機能がなく、眩しさを軽減できませんので、ご注意ください。
耐久性重視の方には Zoff SMART Regular SUNGLASSES
Zoff SMART Regular SUNGLASSES は抜群の軽さとしなやかさで、長時間装用しても快適なサングラスです。
また、偏光レンズを搭載しているため、視界のギラツキを抑えることができます。登山を含むアウトドアにもおすすめの商品といえるでしょう。
別途料金でレンズの種類を変更することができるので、お好きなカラーレンズや色が変わるレンズ(調光レンズ)をチョイスすることができるのも嬉しいポイントでしょう。
2つのレンズを使い分けたい方には Zoff NIGHT&DAY
Zoff NIGHT&DAY はシーンに応じて2つのレンズを使い分けることができるサングラスです。
例えば夜や屋内では普通のメガネとして使用し、アウトドアシーンや、日差しの強い時には本体にマグネットで脱着可能なカラーレンズを装着してサングラスとして利用することができます。
本体のレンズは自由に選ぶことができ、度を入れることもできます。
カラーレンズには偏光機能が付いているほか、上からの光を遮るフロントカバーも搭載されているので、より眩しさを軽減してくれます。
登山をするならZoffのサングラスも検討してみては?
登山むけサングラスは、快適な登山をサポートするためにさまざまな役割を担っています。また、機能性だけでなく自分の顔の形にフィットしているか、かけやすいかどうかも選ぶ上で重要です。
Zoffのサングラスはいずれも耐久性に優れており、紫外線透過率・レンズのカラー・フレームの形状を自分に合わせてカスタムすることができます。
ぜひ今回ご紹介した選び方をチェックしながら、自分に最適なサングラスを選んでみて下さい。
出典