カラーレンズとは?そのメリットと、自分に合うレンズの選び方
- 2022.02.25
- HOW TO
カラーレンズをお使いになったことはありますか?カラーレンズと聞くと「それって、ただ色のついたレンズで、ファッション用途のものでは?機能的には特にメリットがないんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、普通のレンズではなくカラーレンズにすることで、ファッション性だけではなく様々な付加価値をメガネに追加することができます。
例えば、特定の光を抑えることにより目の負担を軽減する、視界をよりクリアにするなど、あなたの生活や趣味をより楽しく、楽にすることができます。
そこで今回は、具体的にどのようなシチュエーションにはどんなカラーレンズがマッチするのか?また、カラーレンズを使ったメガネは、どこで買う・作るのが良いのか?などについて、メガネ専門店として、そのポイントをお伝えできればと思います。
こんな効果があるんだったら、一本作ってみようかな、というきっかけになれば幸いです。
#そもそも…カラーレンズとサングラスとはどう違うの?
まず混乱しがちなのは、「サングラスとの違い」ではないでしょうか。色がついているレンズと言えばサングラス…つまりカラーレンズとはサングラスのことなのでは?と思われるかもしれません。
しかし、結論から言えば、サングラスは「カラーレンズをフレームにはめ込んだ眼鏡」です。よく見かける茶色のサングラスは、たくさんあるカラーレンズの一種と考えて頂くとわかりやすいかもしれません。
さまざまなアパレル店など店頭で売られているサングラスは「フレームにすでにカラーレンズがはめ込まれている度なしカラーレンズメガネ」と言えます。
カラーレンズでメガネを作ればそれはいわゆる「サングラス」です。
#メガネ専門店なら、度付きも作ることができます
また、度付きサングラスも基本的に作成可能です。
サングラスと考えてしまうと、度無しのものを想像されるかもしれません。しかし今は手軽に度付きも作れます。同じ度数で、普通のメガネとサングラスを作って気軽に使い分けることもできるんです。
例えばZoffでは、気に入ったフレームとレンズを組み合わせて、自分好みのデザインでカラーレンズ入りのメガネを作ることができます。普通のメガネを作る感覚で、度付きサングラスを作ることができますので、お気軽に店頭スタッフにご相談ください。
ただし、Zoffが度付きのサングラスをご提供することができるのは、あくまでもメガネ専門店であるためです。
アパレル店等の店頭にあるサングラスは、基本的に度なしのものと考えていただくと良いかと思います。
#色によって得られるさまざまな効果
カラーレンズは色によって、向いているシチュエーションがあります。それにあったものを使うことをおすすめします。色によって「抑える色の種類」「コントラストの変化」「色味の変化」が異なってきます。
1.ドライブ・ジョギングにはグレー系のレンズもおすすめ!
サングラスといえばドライブかもしれませんね。サングラスのレンズはブラウン系が一般的なイメージかもしれませんが、グレー系のレンズもおすすめです。
大きな理由としては、ブラウン系のレンズは見ている景色に少し暖色がかかってしまうのに対して、グレー系のレンズは眩しさは低減しつつも色味の変化は少なく、自然な見え方を保つことができるためです。ジョギングも同様です。
ブラウン系の特徴はコントラストを若干強める効果がある点です。全体がやや赤味がかって見える代わりに、対象物の輪郭が引き立って見えやすくなります。
グレー系とブラウン系どちらを快適と感じるかは個人差もありますので、まずはお試し頂くと良いのではないでしょうか。
2.アウトドアにはグリーン系がおすすめ!
グリーン系、見た目には濃い緑のレンズです。グリーン系の特徴は、ナチュラルさです。コントラストの変化があまりないため、目の負担を軽減すると言われています。
また、「裸眼の視界に近い自然な見え方だ」とアウトドア派の方には人気です。また、ドライブの際にもナチュラルさを重要視する方はグレー系ではなくグリーン系を選ぶケースもあります。ぜひ比較していただければと思います。
3.細かい動きが重要なスポーツにはブラウン系がおすすめ!
ゴルフのような、ちょっとした動きの差が大きく結果に影響するスポーツや、フィッシングのように素早い動きを追いかけなくてはならないスポーツや趣味では、コントラストを高めて鮮明な視界を実現するブラウンがおすすめです。
ただ、そこまで激しいものではない釣りの場合は、ナチュラルさを重視して、グレー系を選ぶのも良いでしょう。また、水面の反射を防ぐために後述の偏光レンズをおすすめめいたします。
4.サイクリングにはブルー系がおすすめ!
サイクリングは、そこそこスピードが出るにも関わらず、車とは違い直接光を浴びるため、より強い日差し対策が必要。第一にはグレー系がおすすめです。
また、ブルー系は、黄色の光を抑える効果が強く、夜間の対向車のヘッドライトの眩しさなども軽減する効果があります。また、 涼やかな目元の演出にも繋がります。
このように、色だけでもさまざまな向き不向きがあります。ここには書ききれませんでしたが、イエロー系は悪天候など光が弱くなりがちな場面で活躍。スキーや、くもり・雨の日のスポーツに向いています。
Zoff店頭では色々なレンズをお試しになれますので、お気軽にスタッフまでお声がけください。
#偏光レンズ
眩しさという面では偏光レンズの併用も効果的です。偏光レンズは、地面などの光が当たっている所から跳ね返る光である「反射光」もカットできるレンズ。実に自然光の約10倍にあたる強い光を防ぐことができます。
ドライブや釣りやアウトドアシーンなど、強い光をカットしたい場合は偏光レンズが効果を発揮します。
ただし、偏光レンズのカラーは、グレー(濃度85%・濃度70%)、ブラウン(濃度85%・濃度70%)、ガンメタルグレー、グリーンのみとなりますのでご注意ください。
偏光レンズの詳細は以下のページもご覧下さい。
→偏光レンズとは?使用に向いたシチュエーションとメリット・デメリット
https://www.zoff.co.jp/shop/k/k95
#メガネ専門店のサングラスとそうでないファッションサングラスの違い
特にサングラスは、色々なアパレル店の店頭でも売っています。これらと、私たちZoffのようなメガネ専門店の作るものとの違いは、以下のような点です。
- ・度付きでも作成可能
- ・さまざまなフレームやレンズの中から組み合わせて好みのものを作れる
- ・ハードコートや撥水加工や反射防止コートなど、メガネ専門店だからできる加工
機能もさることながら、フレームにカラーレンズを入れる場合は、 4万通りの組み合わせがあり、自分だけのオリジナルサングラスを作ることができます。メガネ専門店であるため、フィッティングがしっかりできる点も大きいのではないでしょうか。
また、Zoffで作っているカラーレンズは、より使いやすくするために様々なコーティングをほどこしています。
たとえば、Zoffのカラーレンズは紫外線を約99.9%カット可能。さらにキズつきを防止するハードコートコーティング、反射を防止する裏面マルチコートがほどこされています。
メガネ専門店のカラーレンズ入りメガネは、このような機能性も備えながら手頃な価格で手に入りますし、度なしであればすぐにお持ち帰りいただけるものもたくさんあります。
カラーレンズ入りメガネを用途によって複数本使い分ける方も多くなっております。まずは一つお手元において使われてみてはいかがでしょうか。