運転中のサングラスは違反になる?選び方やおすすめ10選をご紹介
- 2024.06.28
- LIFE STYLE
サングラスは運転中にかけてもいいのか、どのようなサングラスであればよいのかなどわからない方は多いのではないでしょうか。運転時は安全に配慮する必要があるため、時間帯に応じて適切なレンズを選ぶ必要があります。この記事では、運転中にサングラスをかける際の注意点、運転時におすすめのサングラスを紹介します。
#運転中にかけるサングラスには基準が設けられている
「運転中にサングラスをかけると違反になるかも」と気にされる方もいますが、レンズの濃さ=透過率に関わらず、運転中にサングラスを使用してもそれが直接の理由で法律違反にはなることはありません。
ただし、サングラスの着用に関して、日本産業規格(JIS)で以下のような基準を設けています。
- 視感透過率8%以下のレンズ:運転用または路上での使用禁止
- 視感透過率75%未満のレンズ:薄暮れまたは夜間時における運転用または路上での使用禁止
そのため、JISの基準に合わないサングラスをかけての運転は「安全運転義務違反」に問われる可能性があります。
例えば、サングラスが運転の妨げになり「標識や信号を正しく認識できない」「歩行者を見逃す」といったことを起こした場合、取り締まりを受ける可能性があるでしょう。JISの規制では、昼間でも「視感透過率8%以下のレンズ」をかけて運転または路上を歩くことはできないとしています。
また、夜間に「視感透過率75%未満のレンズ」を着用すると、視界が悪くなり危険なため使用できないとされています。
また、そもそも運転者は安全を最優先にしなければなりませんので、たとえ直接の罰則がなくとも、JISの規制に合わないサングラスの使い方は避けるべきでしょう。
#夜間の運転でサングラスをかけるのは違反?
結論から言うと、安全運転に支障をきたさないサングラスであれば、夜間の運転でサングラスをかけても法律違反にはなりません。ただし、夜間運転に適したレンズ選びが必要です。
夜間の運転は対向車によるヘッドライトの光が眩しいと感じるものです。とくに、雨の夜は、路面の白線も判別が難しくなりますよね。そのため、夜間にサングラスをかけたいという方は多いのではないでしょうか。
適切なサングラスをかければ、対向車のヘッドライトによる眩しさを軽減できたり、視界のコントラストが高まり視認性が向上したりします。
どのサングラスをかければよいかわからない場合は、メガネ・サングラス販売店で相談するのがおすすめです。夜間運転に適したサングラスの選び方については後述します。
#運転中にサングラスをかけるメリット
運転中にサングラスをかけることで、光の眩しさが抑えられて視界がクリアになり、路面の白線や標識が見えやすくなります。
よく晴れた昼間はもちろん、太陽が低い位置にある朝方と夕方はとくに運転中の光を眩しく感じるものです。太陽の位置によってはサンバイザーで防げないことも少なくありません。そんなときに活躍するのはやはりサングラスです。
強い日差しが路面やビルに反射したり、夕方の西日を前方から浴びたりして、眩しさで目を細めてしまうシーンではサングラスをかけて運転するのが安全でしょう。雑光をカットする偏光レンズであれば、眩しさを軽減しながらクリアな視界も確保できます。また、ダッシュボードなどがフロントガラスに映り込むこともなくなります。
#【昼間】運転用サングラスの選び方
運転時にサングラスを着用する場合、昼間と夜間での使い分けがポイントになります。まずは、昼間の運転に最適なサングラスの選び方をみていきましょう。
視感透過率は20~30%程度が使いやすい
昼間の運転には、視感透過率が20~30%程度のサングラスが適しているといわれています。視感透過率とは、「レンズがどれくらいの光(可視光線)を通すのか」を0~100%の割合で示したものです。数値が高いほど光を多く通し、少ないほど目に光が入りにくくなります。
視感透過率が20%を下回るレンズは、曇りの日に視界が悪くなる可能性が高いため、運転時の着用は避けたほうがよいでしょう。
レンズカラーはグレー系・ブラウン系が◎
グレー系かブラウン系のサングラスでは、とくに視界が良好になるのでおすすめです。グレー系は光を均一にカットしながらも、視界の色調を変えません。そのため、信号や風景などが自然な見え方になります。また、ブラウン系を選べば、コントラストを高め視界が鮮明になり、遠くの景色も見えやすくなるでしょう。
Zoffでは50種類以上のカラーレンズを取り揃えております。また、Zoffのサングラスは全て信号の識別などに問題ないことを検査済みですので、安心して使っていただけます。こちらのページもご覧ください。
偏光レンズもおすすめ
「偏光レンズ搭載のサングラス」を使用すれば、路面や水面などのギラギラとした反射を抑えてくれるため、眩しさを和らげて運転をサポートしてくれます。特殊なフィルムで、自然光(太陽光)などが乱反射した光(反射光)を効果的にカットしてくれるため、長時間のドライブでもクリアな視界を保てます。
通常の自然光よりギラギラとした乱反射の光も、偏光レンズをつけることでその光をカット。目の前にクリアで快適な視界が広がります。
偏光レンズとドライブについてはこちらもぜひご覧ください。
※濃度の濃いカラーレンズのため、トンネル内など暗い場所で見えにくさを感じた場合は、着用をお控えください。また夜間運転での着用は推奨いたしかねます。
※カーナビやスマートフォン等の液晶を使用した機器の画面を見ると、機種や見る角度によって、表示が見えなくなったり、歪んで見えたりすることがあります。
偏光度はなるべく高いものを選ぼう
偏光度とは、乱反射などの雑光をカットする割合を示したものです。数値が高いほど乱反射を抑えられます。サングラスの偏光度は60%〜99%の間に設定されているものが一般的です。
日差しや眩しさが強い昼間の運転時は、なるべく偏光度が高いものを選ぶようにしましょう。
#【夜間】運転用サングラスの選び方
夜間にサングラスをかけるのは意味がないと思うかもしれません。しかし、適切なサングラスを選べば、多くのメリットがあります。
視感透過率75%以上を選ぶ
夜間の運転には光をほとんどカットしない、視感透過率が高いサングラスを選びましょう。透過率が高いとヘッドライトのような強い光だけを軽減し、運転に必要な光は見えるので夜間でも快適に運転できます。
運転用のサングラスは昼と夜で替えるのがおすすめです。
視感透過率と偏光度のバランスを考えよう
視感透過率と偏光度のバランスにも注目しましょう。視感透過率と偏光度は反比例の関係にあり、視感透過率が高いほど偏光度は低くなります。そのため、偏光度が高いレンズの場合、日差しが強い昼間は効果を発揮しますが、逆に夜間は見えづらくなってしまいます。
ヘッドライトの乱反射による眩しさを軽減するためにも、視感透過率75%以上のもののなかで、偏光度はできるだけ高いものがベストです。そのうえで、視感透過率が75%以上のものを選ぶようにしましょう。
レンズカラーはイエロー系・ブルー系がおすすめ
レンズカラーは、色のコントラストがはっきり見えるイエロー系か薄いブルー系がおすすめです。夜間でも視界がクリアになる効果があります。ブルーのレンズはヘッドライトの黄色い光をカットするので、ヘッドライトが眩しくて困っている方におすすめです。
Zoffのカラーレンズでおすすめなのは、視感透過率90%のイエロー系「キールY」。ドライブにぴったりです。
そのほかにもZoffでは、使いやすいナチュラルカラーレンズから、眩しさをしっかり抑えるカラーレンズまでラインナップが充実。Zoff カラーレンズガイドなら、お好きなフレームとさまざまなレンズの組み合わせで自分に合ったサングランスを作れます。
#メガネユーザーには、
度付きサングラスorマグネット式も◎
普段からメガネをかけている方には、度付きサングラスやマグネット式2WAYグラスがおすすめです。度付きサングラスは、常時メガネとサングラスの両方の機能がほしい方に最適。価格が高くなりやすい点がネックですが、Zoffなら8,800円(税込)~で作れます。
「普段はメガネの時間が長いけれど、運転の際にはサングラスも使いたい」という方には2WAYグラスがおすすめです。マグネットで簡単に着脱できるため、メガネとサングラスをかけかえる必要がありません。
#運転用のサングラスは扱いが雑になりがちなので注意
運転用のサングラスを購入された方に多いのが、車のダッシュボードにサングラスを入れっぱなしすることです。
とくに夏場は車内が高温になり、ダッシュボードの中のサングラスも大きなダメージを受けます。熱によってフレームが歪んだり、レンズのコーティングが変色したりする可能性があるので注意しましょう。
また、サングラスをケースに入れず、そのまま車内のサングラス用のスペースやサイドポケットに入れる方も多くいます。このような扱いはサングラス本体に傷が付きやすく破損につながるので、ケースに入れて持ち歩くとよいでしょう。
#運転用にもおすすめできるサングラス10選
サングラスはたくさん種類があるので、自分に合うものがどれか悩むかもしれません。ここでは、おすすめの運転用サングラス10選をご紹介しますので参考にしてみてください。
外でも室内でも使える調光レンズ採用の定番ボストンタイプ
定番のボストン型サングラスです。紫外線の量によってレンズの色の濃さが変化する調光レンズを採用しています。車内ではクリアレンズ、車外ではカラーレンズと変わるため、乗り降りの多いシーンにも最適。軽くて柔軟性の高く、かけ心地も抜群の1本です。
メガネもサングラスもこれ1本でOKな2WAYタイプ
フロントアタッチメントをマグネットで着脱できる2WAYメガネです。本体に度付きレンズを入れれば、メガネとサングラスのかけかえが不要。日差しの強い朝から夜までこれ1本で過ごせます。フロントアタッチメントのカラーレンズには、路面や水面の反射を抑える偏光機能を装備しているので運転時にも最適です。
ズレにくくかけ心地抜群なウエリントンタイプ
軽量でフィット感が高く、カジュアルファッションにおすすめのウエリントン型のサングラスです。耳にかけるテンプルエンドの部分は調節可能なラバー素材を使用。ズレにくくストレスが少ないためアクティブシーンにも最適です。本体は肌やファッションになじみやすいグレー、レンズはブルーで夜間の運転にもおすすめです。
偏光レンズで日差しをしっかりカットできる汎用タイプ
ベーシックなデザインで使いやすいウエリントンタイプのサングラスです。レンズはブラウン系のカラー、偏光レンズを使用しているため、日差しが強い日中のドライブなどに活躍してくれます。ほかにも、スポーツやレジャーなど幅広く使える汎用性の高いモデルです。
どんなスタイルにも合うデザインと機能性が魅力の2WAYモデル
室内ではメガネ、屋外ではサングラスとして使用できる2WAYタイプのサングラスです。クラシックなスタイルからモダンなスタイルまで自然に溶け込むウエリントンフレームのシルエットが魅力。ブルー系のレンズで、強い日差しや夜間の対向車のヘッドライトの眩しさも軽減できます。
紫外線対策から運転時の雑光カットまで幅広く使えるレディースモデル
シンプルなボストンタイプのフレームで、どんなスタイリングにもなじむサングラスです。軽量素材でかけ心地も良く、長時間着用しても気になりません。普段の紫外線対策や運転時の使用をはじめさまざまなシーンで活躍してくれるスタンダードな1本です。
オーソドックスながらカスタマイズも自在なメンズモデル
オーソドックスなウエリントンフレームで、どんなファッションにも合うメンズモデルのサングラスです。ブラウン×ブラウン系のレンズ、視感透過率は80%で、夜間の運転時もクリアな視界を確保できます。調光レンズや偏光レンズにも対応しているので、用途によってカスタマイズするのがおすすめです。
スタイリッシュなデザインでクールな印象のブロータイプ
メタルフレームのスクエア型で、クールなスタイリングに合うブロータイプのサングラスです。定番のブラック×ブルー系レンズでスタイリッシュな見た目ながら、紫外線カット率は99.9%以上と機能性も申し分ありません。視感透過率は25%と、日中運転時の日差し対策に活躍してくれます。
カジュアルさと上品さを兼ね備えたシェイプ
丸みのある柔らかなシェイプがカジュアルスタイルにマッチするサングラスです。カジュアルさもありながら、さりげなく施されたロゴパーツや彫金が上品な印象も与える仕様。レンズはクリアで抜け感のあるイエロー。高い視感透過率で、比較的夜間の運転時の使用に向いているといえるでしょう。
アメリカンヴィンテージを彷彿とさせるキールYレンズのモデル
トレンドのカラーレンズを中心にしたサングラスシリーズの1本です。アメリカやフランスのクラシックデザインがベースのヴィンテージと、シェイプやサイズ感に遊び心を加えたトレンドの2テイストから選べます。キールイエローのレンズがポイントで、運転時にもおすすめです。
#自分に合う運転用のサングラスを見つけよう
運転時には日差しや路面の反射、対向車のヘッドライトなどサングラスが必要と感じるシーンは多いものです。適切なサングラスを選ぶことで、これらの多くの問題を解消できます。昼間と夜間、それぞれに適したレンズを選び、快適な運転・ドライブにつなげましょう。
Zoffでは、お客様一人ひとりにぴったりなメガネ・サングラス選びをサポートしています。運転・ドライブ時をはじめ、スポーツやフィッシングなどさまざまなシーンに合わせた豊富なサングラスのラインナップを取り揃えています。メガネ・サングラスのお悩みもぜひご相談ください。
また、Zoffのライフスタイルマガジン「Zoff MAGAZINE」では、メガネ・サングラスに関するお役立ち情報を多数ご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
※ 商品の価格や在庫状況は掲載当時の内容です